お知らせ・トピックス報

こんにちは、社長の寺本です。

タイトルはかなり控えめに書きましたが、「なんと、なんと寺本鉄工があの世界の(株)村田製作所様の本社から、このたび優良表彰を受賞しました」って感じです。言葉に言い表せないくらい嬉しいです。聞くところによりますと、村田製作所様の協力企業は全国で約1300社ありまして、その中で受賞したのは、なんと3社!他の2社は何百人もいる会社らしいので、当社みたいな36人足らずの会社が受賞できるのは、本当に珍しく、それくらいずば抜けた実績があった証拠だと思います。

今回の受賞が認められた理由は2つありまして、1つは新規開発設計設備を設計から納入まで短納期で行ったことであります。当社は創業53年になります。創業当時から高精度、高精密の機械組立が得意な会社として福井では有名でした(と思っています(笑))。レベルの高い会社にはそれをクリアすることで、次から次へとさらにレベルの高い設計製作の依頼がきます。53年間、高いレベルの設備で業種を問わず培ったノウハウは決してどこにも負けません。もちろん日本においてでもです。だから新規開発案件であっても、その培ったノウハウが遺憾なく発揮されたのだと思います。

もう1つはリピート機の増産に納期遅れ等なく100%納入できたことです。当社を訪れる方々からよく「笑顔が多い会社ですね」と言われる通り、当社では社員のコミュニケーションを大切にしております。よく報連相と言われますが、その基本はコミュニケーションだと思っております。社員同士の挨拶であったり、みんなに公平であるための社内ルールの徹底であったり、全員参加のコミュニケーションセミナーを年1~2回、毎年継続して開催したり、また食堂を大改装するなどコミュニケーションが取りやすい環境を提供したりしています。そのコミュニケーション力=社員同士の仲の良さ=助け合いの精神こそがみんなで納期を守るんだという意識の基、柔軟な納期対応を可能にしているのだと思います。

今回の受賞は36名の社員みんなで得たものであることは間違いありません。そんな思いから、1人1人にお祝い金を出させてもらいました。その時に社員に伝えた言葉があります。『この「誉れ」を絶対に裏ぎらない事』『10年後も20年後も「ゆるぎない信頼」を得られ続ける企業である事』です。それが今回の受賞でもっとも大切なことだと思います。

当社の第一の理念である「一流のモノづくり」。それにかかせない「技術力」と「納期」、そこを世界の村田製作所様に認めていただいことはたいへん自信になりました。今後の寺本鉄工にご期待ください。

こんにちは、社長の寺本です。

7月5日の日経新聞にこのようなタイトルで論説が載っていました。毎朝、日経新聞は気になった記事やニュースだけを読むようにしていますが、この論説は一度読んだだけではもったいないと思い、コピーして机の上に置いておきました。

すると不思議なもんですね、3週間くらい経ってから、私の経営のパートナーである税理士さんから、是非にとコピーして勧められたのが同じくこの論説でした。

内容は、ソニーがここ数年大きく飛躍したのは、「ソニーのパーパス」を定着させたからという。ソニーと言えば約40年前に発売し爆発的にヒットした「ウォークマン」ですね。その後、ずーっとソニーらしさがなくなったと言われ、数年前には赤字にも陥っています。そのソニーが昨年の純利益が1兆円を超えました。私の中では、その理由を知りたいと思っていた矢先のこの論説、ソニーにとってパーパスとは何かでした。論説ではパーパスとは「存在意義」と訳されることが多い。ソニーのパーパスは「世界を感動で満たす」・・・と続く訳ですが、なかなか興味がありますよね。何回も読み直しました。

じゃあ寺本鉄工のパーパスはなんだろう?寺本鉄工の存在意義ってなんだろう?ってこの3週間、ずーっと考えていました。(実際にはたまに記事を見ては考えるといった感じですが・・・(笑))

寺本鉄工の経営理念は「一流のモノ作り」であり、「どこよりも良いものをできるだけ安く作る」ことを行動指針の1番に挙げています。現在、当社では車載用のコネクター、スマートフォンの内部に組み込まれている電子部品、そして半導体などを自動で作る機械を設計から製造まで行っています。当社の機械を世界のどこよりも高精度、高精密で且つ、機能的で故障しにくく、メンテナンスしやすく作る事、そしてその価格をできるだけ安く抑えて作る事によって、世界中の車やスマホやPCなどが一般の消費者に安く提供できるんだと、なんかとても大げさな考え方かもしれませんが、当社は絶対にその一躍を担っているという自信があります。そしてそれこそが、寺本鉄工のパーパス(存在意義)だと思います。

「御社の志(パーパス)はなんですか」とても意味深く、感動するフレーズでした。そして改めて考えさせられました。大事なのは絶えず問い続けることによって、定着させることだと思います。今日から、この新聞のコピーは机の上から場所を変えて机の目の前に貼っておきたいと思います。

こんにちは、社長の寺本です。

先日、ネットで写真の木工キットを見つけて、面白そうだったので買いました。ゴールデンウィーク中に会社で作っていたんですが、これが久しぶりにものづくりの才能を目覚めさせてもらいました。(笑)

ちょっと大げさでしたね。例えばプラモデルだったり、レゴなんかだったり、今売ってるものって、ほとんどが組立図ってついていますよね。これってそういうのが何もついてなかったんです。それにカチッ、カチッってはまり込む突起物も何もない。すべて木工用ボンドでくっつけていきます。入っていた箱に出来上がりの写真はありますから、なんとなくはわかりますが、でもどこから組み始めるのか、仮組みでどこまで組むのか、カムの位置合わせなどなど、たった20個くらいのパーツなのに、も~~才能発揮です、楽しすぎました。

そして出来上がった時はサイコーでしたね。右側のハンドルを回すと犬の口にエサが近づくんですが、さらにハンドルを回すと離れちゃうんです。何回やっても飽きません。ゴールデンウィークから1ヶ月ほど経っているんですが、今でも私の机の上に絶えずおいてあって、たぶん1日10回はハンドルを回しています。(笑)

寺本鉄工では、毎月、数百万から数千万円もする機械を何台も作っていまして、もちろんそれはそれで見ていて面白いんですが、このような1000円くらいのキットでも私には同じくらい面白いです。(そんなこと言うとそんなものといっしょですかって社員に怒られるかも)

これを今年度からの入社試験に入れることにしました???(笑)

こんにちは、社長の寺本です。

「強い寺本」って、これだけ聞くとなかなか恥ずかしいタイトルですね。実は社長として毎年目標を掲げています。それもできるだけ短い言葉でと決めています。ということで今年の正月休みに決めた今年の目標が「強い寺本」でした。

当社はここ数年、たいへんありがたいことに売上、利益ともほぼ右肩上がりの成長を遂げています。昨年、コロナ禍で売上が落ちたとか雇用助成金をもらって休業しているなど、ほとんどの製造業が苦戦する中、当社は売上、利益とも前年を上回りました。もちろん休業するどころか、残業をお願いするくらいでした。

それは決して偶然ではなく必然なんですね。言うまでもなく当社には他社にない良さがたくさんあるからなんです。技術力、開発力、品質、納期、伝統、社風、、、挙げだしたらキリがないですが、これらの基になっているのが「戦略」なんです。

今でも充分勝ち組であると思いますが、それに甘んじることなく、今年の目標を「強い寺本」にしました。それは「寺本は強い」という意味ではありません。さらに「強い寺本」を作るという意味です。

前置きが長くなりましたが、今年の「強い寺本」を作る戦略の1つにコンサルタントにお願いして、管理職を対象に、ものづくり改善スクールを10回コースで開いてもらっています。それと並行して各管理職が各グループ会議を2ヶ月に1回開き、徹底的にムダを見つけ、どう対策するかの議論をやっています。

先ほど組立グループの会議(写真)が終わったばかりですが、オブザーバーとして参加させてもらって「なんていい会社や~、これはますます強くなるわ~」ってとても感動したので(笑)、その余韻でこれをお伝えしようと思いました。もちろん、さらに「強い寺本」の実現の先には、給与や休日、福利厚生等を含めた社員への還元がもっともっとできると思います。

ちなみに昨年の目標は「猛勉強」でした。この話は特にするつもりはありません。(笑)

こんにちは、社長の寺本です。

写真は当社の第三会議室から見える景色です。第三会議室は5年前に建てた第三工場にある会議室です。建てた当時からあまりにもいい景色で自慢の会議室です。それで皆さんに是非ともご紹介したいと思いまして、1年間同じアングルから撮り続けました。

この会議室はほとんどがお客様との打ち合わせに使います。あとは社内の戦略会議や製造会議、グループ会議に使っています。まず会議室の扉を開けると真っ先にこの景色が目に飛び込んできます。「いい景色ですね~」と言っていただけるお客様も多いです。お客様との打ち合わせもそうですし、社内の会議なんかもスムーズにいかないこともありますが、そうした時に、こういった景色を見れると心が和みます・・・とは少し言い過ぎかもしれませんが、何もない殺伐とした会議室よりは、絶対にいいと思います。それはお客様にとっても当社にとってもですね。

実は社員に内緒で、仕事に行き詰った時に、1人でここからの景色を眺めていることもあります。(内緒でした、笑)

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