お知らせ・トピックス

こんにちは、社長の寺本です。

7月5日の日経新聞にこのようなタイトルで論説が載っていました。毎朝、日経新聞は気になった記事やニュースだけを読むようにしていますが、この論説は一度読んだだけではもったいないと思い、コピーして机の上に置いておきました。

すると不思議なもんですね、3週間くらい経ってから、私の経営のパートナーである税理士さんから、是非にとコピーして勧められたのが同じくこの論説でした。

内容は、ソニーがここ数年大きく飛躍したのは、「ソニーのパーパス」を定着させたからという。ソニーと言えば約40年前に発売し爆発的にヒットした「ウォークマン」ですね。その後、ずーっとソニーらしさがなくなったと言われ、数年前には赤字にも陥っています。そのソニーが昨年の純利益が1兆円を超えました。私の中では、その理由を知りたいと思っていた矢先のこの論説、ソニーにとってパーパスとは何かでした。論説ではパーパスとは「存在意義」と訳されることが多い。ソニーのパーパスは「世界を感動で満たす」・・・と続く訳ですが、なかなか興味がありますよね。何回も読み直しました。

じゃあ寺本鉄工のパーパスはなんだろう?寺本鉄工の存在意義ってなんだろう?ってこの3週間、ずーっと考えていました。(実際にはたまに記事を見ては考えるといった感じですが・・・(笑))

寺本鉄工の経営理念は「一流のモノ作り」であり、「どこよりも良いものをできるだけ安く作る」ことを行動指針の1番に挙げています。現在、当社では車載用のコネクター、スマートフォンの内部に組み込まれている電子部品、そして半導体などを自動で作る機械を設計から製造まで行っています。当社の機械を世界のどこよりも高精度、高精密で且つ、機能的で故障しにくく、メンテナンスしやすく作る事、そしてその価格をできるだけ安く抑えて作る事によって、世界中の車やスマホやPCなどが一般の消費者に安く提供できるんだと、なんかとても大げさな考え方かもしれませんが、当社は絶対にその一躍を担っているという自信があります。そしてそれこそが、寺本鉄工のパーパス(存在意義)だと思います。

「御社の志(パーパス)はなんですか」とても意味深く、感動するフレーズでした。そして改めて考えさせられました。大事なのは絶えず問い続けることによって、定着させることだと思います。今日から、この新聞のコピーは机の上から場所を変えて机の目の前に貼っておきたいと思います。

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